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神戸市から何十店舗から入庫拒否された車内での野良猫が腐敗したデイズの特殊清掃案件をご紹介
車種
日産
メニュー
特殊洗浄・清掃
種類

ご依頼内容:10件以上の店舗に拒否され、当店へ行き着いた深刻な事態
今回ご入庫いただいたのは、日常の足として活躍する軽自動車、日産 デイズ。 オーナー様からいただいたのは、「車内に野良猫が侵入したことに気づかず、そのまま車内で亡くなってしまった。なんとかしてほしい」という、非常に切実で深刻なご相談でした。
どこに行っても断られ続けた、絶望的な状況
実はオーナー様、当店へご相談いただく前に、カーディーラーや大手のカー用品店、他社のルームクリーニング専門店など、10店舗以上に相談のお電話をされたそうですが、状況を説明した時点でそのすべてに入庫を拒否(お断り)されてしまったとのことでした。
それもそのはず、発見までにかなりの時間が経過してしまっていたため、遺体の腐敗が進み、車内には凄まじい死臭(腐敗臭)が充満。さらには、その死骸から発生したウジ虫が車内の一部に大量発生しているという、一般的なクリーニング業者ではまずお目にかからない、極めて凄惨なコンディションだったからです。
たらい回しにされ、途方に暮れていたオーナー様が最後に頼ってくださったのが、当店DK AUTOでした。
現場の凄惨な状況
発見までにかなりの時間が経過してしまっていたため、遺体の腐敗が進み、車内には凄まじい死臭(腐敗臭)が充満。さらには、その死骸から発生したウジ虫が車内の一部に大量発生しているという、一般的なクリーニング業者ではお断りされるレベルの極めて過酷なコンディションでした。
実費修理での限界に挑む
通常、ここまでの事態になると、自動車保険(車両保険)を適用し、臭いを吸い込んでしまったフロアカーペット、吸音材(スポンジ・フェルト類)、さらにはシートや内張りに至るまで、内装部品をすべて新品へ「総交換」して修復を図るのが一般的です。
しかし今回は、諸事情により保険が使えず「実費での修理」になるとのこと。 オーナー様からは、「予算に限りがあるため、部品交換は一切行わず、なんとか清掃と消臭の作業だけで乗れる状態まで改善してほしい」という、非常にハードルの高いご要望をいただきました。
オーナー様がお困りの表情を浮かべるなか、私たちは「プロとして、持てる技術をすべて注ぎ込んでお応えしよう」と決意し、作業を引き受けさせていただきました。
内装をすべて分解:鉄板が露出するまでスケルトン状態に
腐敗を伴う特殊清掃において、表面だけを拭いたり、市販の消臭剤をスプレーしたりするだけでは1ミリも解決しません。臭いの元(有機物やウジ虫)がどこまで入り込んでいるかを完全に特定するため、車内をバラバラに分解することから始めます。


徹底的な分解工程
まずは前後のシートをすべて車外へ搬出。センターコンソールや各パネル類を外し、床に敷き詰められているフロアカーペット、そしてその下にある極厚のアンダーマット(防音材)まで、すべてを取り外しました。
ボディの「鉄板」がむき出しになるまで
最終的には、お車の床面の金属(鉄板)が完全に丸見えになるまで、内装パーツを丸裸(スケルトン状態)にしました。

汚染箇所の正確な特定とウジ虫の駆除
ここまで分解して初めて、死体から流れ出た体液が鉄板のどの隙間に流れ込み、ウジ虫がどこの裏側に潜んでいるのかを正確に把握することができます。原因を一つひとつ目視で確認し、まずは徹底的な殺虫とウジ虫の除去を行いました。


特殊洗剤を用いた「一点ずつ」の徹底洗浄
バラバラに分解したシート、カーペット、マット、そしてむき出しになったボディの鉄板部分。これらをすべて、一点ずつ個別に手作業で洗浄していきます。

有機物を分解する専用の特殊洗剤
当然、通常の洗車や車内清掃で使う中性洗剤では、死臭や体液はビクともしません。 今回は、特殊清掃の現場(孤独死対策などで使われるプロ用)で使用される、タンパク質や脂質などの有機物を強力に分解・消臭する「専用の特殊洗浄剤」や「除菌・消臭剤」を投入。
目に見える汚れやウジ虫を洗い流すだけでなく、繊維の奥に染み込んだ「臭いの元」を化学反応によって根こそぎ分解・除去する作業を、根気強く進めました。
最大の難関:執拗に襲いかかる「臭い戻り」との過酷な戦い
今回の施工において、最も時間と体力を要したのが「臭い戻り(くさいもどり)」との戦いでした。
放置期間が長すぎたための弊害
あまりにも放置された期間が長かったため、体液の成分や臭いガスが、フロアカーペットの繊維だけでなく、その裏の目の粗いスポンジ層の奥深く、そしてプラスチック製の内張りパーツの細孔(目に見えない無数の穴)にまで完全に浸透しきっていました。

「洗う、乾かす、確認する」の無限ループ
一度強力に洗い流して「よし、臭いが消えた!」と思っても、数日かけて完全に乾燥させ、車内を密閉すると、奥底に残っていた臭いの粒子がジワジワと表面に浮き上がってきます。
1回目: 特殊洗浄・徹底乾燥 ➔ 数日後、臭い戻りが発生。
2回目: 異なる消臭剤で再洗浄・乾燥 ➔ わずかに臭いが戻る。
3回目: さらにアプローチを変えて再施工……。
この「洗っては乾かし、臭い戻りを確認してはまた洗う」という作業を、何度も何度も繰り返しました。 特殊清掃とは、まさにこの地道で果てしない「確認と再施工の繰り返し」であり、技術者の忍耐力が試される作業なのです。


今回の施工結果と、プロとしてお伝えしたい「真実」
何度も何度も洗浄と乾燥を繰り返し、少しずつ、しかし確実に臭いレベルを下げていきました。


オーナー様大喜びの仕上がり
最終的に、車内に入ってもあの凄惨な腐敗臭を感じない、日常使用に耐えうるレベルまで臭いを大幅に軽減させることに成功しました。 仕上がりを確認されたオーナー様からも、 「実費で、部品も一切交換していないのに、ここまで綺麗に、普通に乗れるレベルまで臭いが消えるなんて本当に思わなかった!諦めなくてよかったです!」 と、大変喜んでいただくことができました。


正直にお伝えする、洗剤洗浄の「限界」
ただし、私たちはプロとしてお客様に嘘はつきません。今回の施工で、完全な「無臭(新車のような状態)」まで戻すことはできませんでした。
長期間放置されてパーツに完全に同化してしまった臭い成分は、どれだけ強力な洗剤で洗浄を繰り返しても、わずかに繊維の奥に残ってしまいます。特に高温多湿になる夏場などは、人によってはわずかに違和感を覚えることがあるかもしれません。
保険修理(部品交換)であれば「完全消臭」が可能
もし今回、車両保険が適用できたり、部品交換のご予算があったりしたならば、 「フロアカーペット」や「吸音スポンジ(フェルト)」といった、臭いを限界まで吸い込んでしまう繊維・スポンジ部品をすべて新品に交換することで、「100%完全に臭いを消し去ることができた」と、確信しています。
DK AUTOの「特殊清掃・消臭」に対する考え方
特殊清掃は、ただ洗剤をかけて、見た目だけを綺麗にする作業ではありません。 「なぜ臭うのか」「どこまで染み込んでいるのか」を正しく見極め、お車の状態と、何よりオーナー様のご事情に合わせた最適なプランを組み立てることが最も重要です。
予算に合わせた「ベストな着地点」を模索します
もちろん、ベストな方法は「汚染部品をすべて交換すること」です。しかし、予算や保険の有無など、オーナー様によってご事情はそれぞれ異なります。 私たちは、「部品交換ができないなら、手は出せません」と断るのではなく、今回のように「部品交換なしの実費で、できる限りのことをしてほしい」というご相談にも全力で向き合います。
メリットもデメリット(完全無臭にはならない限界点など)も包み隠さずお伝えした上で、プロとして最大限のクオリティをご提供すること。それがDK AUTOの誠実さです。
愛車の「手強い臭い」「特殊な汚れ」でお困りの際は、どうか一人で悩まず、まずは一度DK AUTOへお気軽にご相談ください。
過酷な状況だったデイズの復活をお任せいただき、本当にありがとうございました!










